History
第4回公演「愛と青春とジャンクフード」

1995年12月/高円寺明石スタジオ


元々居た養成所がありまして、そこの公演で台本書かないかと言われて、
これの原作書いたんですが、もともとあんまり面白くなかった
(当時は面白いと思ってましたけど)ものを更にグチャっとされたので
頭に来て自分の所でやってやろうとか思って書いた作品です。
当時、既に高校生役は無理がある歳だったにもかかわらず
全員学生服という、さすが演劇!そこは無視して!って感じの作品でしたな、多分。

高校の仲良し男女6人?7人?
すいません、冒頭から曖昧ですけど、
そいつらが学校帰りに集まるピッコロっていう喫茶店で繰り広げられる青春スチョーリー。
っても、こんな話がありましてっていうのはあんまりなくて、
一人喧嘩の強い奴が居てそいつがチンピラに絡まれて一本ずつ舞台上で指を折られていく様を
全員が傍観するという、あ、俺ドSっていう作品です。
特筆すべきのない舞台だったように思いますが、
「僕らジャンクフードがお似合いだよ、それより軽くても重くても肌に合わない」みたいな
(絶対こんな台詞じゃなかったけど)何もなくはない、
何もないと言うことが確かに存在したじゃないかっていう、
僕の青春時代そのものを具象化できた事は良かったかなあと個人的に思っております。
フウちゃん(上田楓子)の頭の弱い役がなんか、すごいハマってて、
これからしばらくは頭の弱い路線で行くことになるわけですが、
今思えば頭の弱い役ってバリエーション無いよな。