History
銀色男の...
劇団MCR第15回公演
シアターグリーンフェスティバル’00VOL.50 参加作品
「銀色男の暑すぎる夜」

池袋シアターグリーン

2000年8月18日(金)~22日(火)

▼CAST
小川淳弥
小山昭一
相馬純一
竹内聖詞
三澤勇人
北島広貴
上田房子
ドリル

耕野まゆみ
江見昭嘉
柴崎真人
渡部裕樹

▼STAFF
作・演出 櫻井智也
照明 山田太郎
音響 池上淳之介
舞台監督 TANGO
宣伝美術 中野嘉美
制作 八田雄一朗


相も変わらずシアターグリーンですが。
この頃から後々劇団員となる渡辺やら江見やらが
(江見はガラクタからいましたが)参加し始めてきます。
それと同時に、小山君がこの公演を最後にMCRを離れることになったりして、
何というかMCRの変化が如実に表れてきた頃ですね、内容含め。

MCRで2006年にやった「ヒマホテル」っていうお話の舞台がヒマワリ島っていう島なんですが、
この「銀色~」の舞台もヒマワリ島なのです、一緒の島っていう設定です、実は。
台本に書いてあるあらすじをここに記してみます。

時は現代、場所は島。その島の大きさは東京ドーム一個分。
中央に小さな山があり、頂上には小さな神社が建っている。
島の人口は12人。
夏になるとヒマワリが咲き乱れ、島全体が黄色く染まるところからその島はヒマワリ島と呼ばれている。
その島にあるただ一軒のペンション「ヒマワリ」がこのお話の舞台です。
「ヒマワリ」は独身のオーナーが夏の間だけ経営するペンションで、
客室数は3。
こぢんまりとしたペンションです。
その他に従業員用の部屋が二部屋。
一部屋にはオーナーとオーナーの姉の息子「大地」がいて、
もう一部屋には東京から夏の間だけバイトをしに来ている大学生の藤田と
同じく大学生の勝浦が住んでいます。
田面木という中堅作家は執筆作業のため一ヶ月間部屋を借りています。
夏もお盆を過ぎ、いよいよ最後のお客さんが「ヒマワリ」にやって来ます。
このお話は、そんなところから始まるのです。

もう、あれですね、まんまヒマホテルですね。
あえてそうしたんですけど。
島には「悪いことをすると銀色男がやってきてそいつを懲らしめる」っていう伝説があり、
それを使った悪巧みやらなんやらがドタバタと巡り巡るっていうお話なんですが、
竹内って奴に激しくダメ出ししたのを覚えています。
稽古場の絵面考えて透明ファイルを縦回転で投げつけたりしてました。今はしません。
ちなみに照明も音響もチラシなどには名前が書いてありますがそんな奴いません。
友達に何となく「当日ちょこちょこツマミいじったりしてくれればいいから」とか言ってやってもらってました。
にしても照明:山田太郎って適当すぎだろオイ

この公演から「演劇の世界はどうやら制作っていう仕事の人をつければお客さんがたくさん入るらしいぞ」という
デマの部分が多すぎる噂を鵜呑みにして、
フウちゃんとバイト先が一緒だった「物知りらしい」という理由からのみ選出された
八田君が制作として加わることになります。
ちなみに受付をやる際、3000枚刷ったチラシの余り2900枚が机の下に置かれていて愕然としていたそうです。