History
ラヴマシンガン
劇団MCR第16回公演
シアターグリーンフェスティバル’01VOL.51参加作品
「ラヴマシンガン」

池袋シアターグリーン

2001年1月25日(木)~30日(火)

▼CAST
小川淳弥
竹内聖詞
北島広貴
三澤勇人
上田房子
江見昭嘉
ドリル
福井喜朗
渡部裕樹
耕野まゆみ

▼STAFF
作・演出 ドリル
音響 流山竜作
照明 柴崎真人
宣伝美術 中野嘉美
舞台監督 TANGO
制作 八田雄一朗 劇団MCR


ラヴマシンガンですよ、これは「ガラクタ」の続編ですね。
ガラクタでよりを戻したはずの妻が死んだ所から始まるお話。
劇中、ルイヴィトンのカバンで綱引きするシーンがあるんですが、
いやあ、ルイヴィトンは丈夫ですね。
デザイン性とか全然分からないですけど丈夫なのは分かりました、
あれ良いですよ、丈夫です。
そのルイヴィトンのカバンですが、実家に帰った際に
「へー、良いカバン持ってるね、貸して」と母親から取り上げ、
そのまま綱引きしちゃったもんで返せない状態になり、
ちょっと困ったぞという感じになったりしましたが、
ルイヴィトンは丈夫です、
でも限界があるみたいです、
最後の方はブチブチ言ってました。
ガラクタの雰囲気はイコールMCR劇団員の雰囲気なので
稽古も本番も相当リラックスして出来ました。
リラックスしすぎてアドリブを10分以上繰り広げ、
ムダに疲れたりしました、ホントに無駄なことです。

この公演期間中、東京に大雪が降りまして、
もう、なんだアレは、雷が鳴って雪が降るみたいな。
劇場前の道路が立山黒部アルペンルートみたいになってしまって、
お客さんは勿論少ないし、でもマチソワの間に池袋駅前のパチンコ屋に
劇団員数名で膝の上まで雪に浸かりながらの行進で行ったりしました。

さすがにこの頃になるとお客さんが10人とかではなくなってきて、
50人とか入る回もあったりして(それでも少ないですけどね)
笑い声が大きく聞こえてきたりする空間に
「間違ってないのやもしれぬ」などと調子に乗りそうになったりしてました。
「演劇の世界には折り込みという文化があるらしい」などと制作の八田君が言う言葉に従い、
折り込んだりした結果効果があった、のかどうなのかは未だに不明ですが
お客さんが増えてきて良かった頃です。

「ガラクタ」「ラヴマシンガン」というのは、
何て言うか、やはりやっていて楽しい演目です。
僕らが僕らとしてそこにいられる、
わが家のような雰囲気を持つMCR独自の特殊な演目ですね。