History
死んだらさすがに愛しく思え
MCR本公演
「死んだらさすがに愛しく思え」

下北沢 ザ・スズナリ

2015年5月29日(金)~6月2日(火)
全7ステージ

▼CAST

川島潤哉
有川マコト
奥田洋平(青年団・サンプル)
澤唯(サマカト)
後藤飛鳥(五反田団)
堀靖明
田中のり子

櫻井智也
おがわじゅんや
北島広貴
福井喜朗
伊達香苗

▼STAFF

作・演出:櫻井智也

舞台監督:門馬雄太郎
舞台美術: 袴田長武
照明: 久保田つばさ
音響: 平井隆史
宣伝美術:これでよしを
制作:塩田友克・MCR

製作:MCR

協力:
イマジネイション
カルテット・オンライン
krei.inc
サマカト
サンプル
青年団
五反田団
パンダジョッキー
ホリエージェンシー
RYU CONNECTION
(順不同・敬称略)

▼STORY

俺を許すな、と、俺は君に言った。
だけど君は俺を許した、君が許した俺を、俺は許してあげたいと思った。
君が信じて疑わない「本当の俺」が、
俺にとってはただの「君が望む本当の俺」だとしても、
俺はそのような俺でありたいと、あるのだと、
本当は君の言うような俺なんじゃないかと、思ってみた。

違った。

君はガックリくるだろう、だけど、俺も相当ガックリきている。
君をダウーンとさせたくなかった、
君がダウーンとなってるところを見て俺はモッサリしたくなかった。
俺がモッサリしているところを見れば、君はシーンとなるだろう。
場がシーンとなって俺は許しを請うだろう、
君は許さないと言うだろう、
だけど、俺にも君を許せない理由がある。

だからあの時言ったじゃないか、俺を許すなと。

+++

つまりどういうことかと言うと、
どうしようもない、が重なった人々が軽快な罵詈雑言や愉快なテンションで
空間や沈黙などの隙間を恐れるかのように喋り倒し、
抗えない自分に精一杯対抗してみるけれども、
そうやって自分と向き合った結果、
自分とは全く関係ない人を恨んで生きるような事になったりするおはなしです。