History
MCR LABO 04
MCR LABO公演
#4「愛憎」

新宿村LIVE

2007年7月11日(水)~7月16日(月・祝)
8ステージ

▼CAST

小椋あずき
黒岩三佳(あひるなんちゃら)
松下哲
生見司織(本田ライダーズ)
清水康栄
川島潤哉(コマツ企画)
有牛望
北島広貴(MCR)
江見昭嘉(MCR)
宮本拓也(MCR)
櫻井智也(MCR)

▼STAFF
作・演出◇ドリル(MCR)
舞台◇小林英雄
照明◇シミズトモヒサ
音響◇志水れいこ
撮影◇メリケンサック
制作◇八田雄一朗(MCR)/丸山かおり(MCR)
プロデューサー◇赤沼かがみ(G-up)
企画+製作◇G-up+MCR

▼協力
田口智博(JVCエンタテインメント株式会社)
あひるなんちゃら / 本田ライダーズ / コマツ企画
有限会社ルートワン / krei inc.
テアトルプラトー
(順不同・敬称略)

▼Special Thanx!!!
池内志穂 高畑遊 日置哲代 塩田友克 池田智哉 升のぞみ
柴田奈津子 伊藤秀華 杉山葉 中川加奈子(あひるなんちゃら)
(順不同・敬称略)

▼STORY

MCR LABO四回目になります、
今回は「愛憎」です。
「運命」「無情」「審判」ときて
「愛憎」になるわけですが、
今回でMCR LABOも終了です。
もうやりません、
MCR LABOはもうやりませんです。
スマートな生き方が美しいとされる時代なのか、
そうでもないのかよく知りませんが、
無骨に駆け抜けてきたこの半年間のMCR LABOを経て
何が生まれたのか、
そして何が死ぬのか、
とかそんな事別にどうでもよくって
ただ普通に面白いこと今回もやります。
あ、今回は短編集じゃないです。
普通な感じです。


2月から約5ヶ月で4公演、
もはや苦行と呼ぶしかないラボもいよいよこれで終わり。
今までは何となく「オムニバス」「短編」というくくりでやってきたラボでしたが
「もう無理」っちゅう事で普通の一本モノでお送りいたしました。
それまで一回も見たこと無い役者さんと稽古初日で始めて合流みたいな、
「へー、そういう読み方するんだ」っていうのを知るのが遅すぎる!それもうイヤ!
みたいな所があったので
事前に「ワークショップ」というものをオーディション含めてやりまして。
そこであずきさんと川島君という武器を手に入れたので
この公演自体は台本、そこまで苦労しなかった思いがあります、
いや、勿論遅かったし(勿論というのが申し訳ない)
大変だったけどラボ3に比べたら何てことなさ過ぎるという感じではありました。
あずきさんから受けたイメージをいじって膨張させて
「女の人生に於ける、あの頃の話」みたいなものを書こうと思ったら、
まあ、なんとかなりました。
女の人からの評判がすごい良くってですね、
僕自身「そんなにか?」とは思っていたんですが
評判が良いにこしたことはないんで「ありがとうございます」みたいな事は言っていたんですが、
「何で女の人に評判が良いんだろう、俺、女の人のことなんて全然分かってないのに」
みたいな事言ったら
「いや、あんた女っぽいところあるよ」と女性に言われたりなんかしつつ、
馬鹿野郎、そこにしゃれこうべがあれば俺は拝まない、
叩き割るのさ、なんて返答したりしつつも「そうなのか・・」と内なる自分に思いを馳せたりしました、
いや、思いは馳せなかった、何が言いたいんだ俺は。
ラボやってるときは「なーんも良いことがねえ」「疲労ならまだ良い、これは徒労だ」などと
のたまっていた私であり、
敬愛する人から「やって良かったと思う時が来るよ」と言われていたりもしたんですが
「来るのかね・・」と肩を落としつつ明日を見るみたいな毎日を過ごしたりもしましたが、
さすが俺の敬愛する人、今ではなんか、やって良かったなと思えています。
ストックが増えたというのも勿論あり、
やれば出来るモンだネという部分での自信に繋がった部分もあり、
方法論とか表現力とかを場数踏むことによって勉強できたという部分もあり、
出会いや考え方その他含めて「辛かった」がまず先に立つのは仕方ないにしても
今ではやって良かったかなと思えています。
もう二度とやらねえしやれるもんならやってみろとは思うけど。
ラボのプロデューサーである赤沼さんには悪態ついたり生意気言ったり
苦言を呈したり諭されたりため息ついたりつかれたりと色々ありましたが、
そして今時間が経ってから「やってよかったナ」なんて感想を述べる事自体どうかとも思いますが、
今やっと感謝の言葉が出そうなのでありがとうございましたと言わせていただきます。

色々とお世話になりました、ありがとうございました。